治療前
治療後
ウォーキングブリーチ
Walking bleach
Walking bleach
歯の神経を取った後、時間とともに歯が黒ずんでくることがあります。これは、歯の内部の色素が原因で、通常の歯の表面を白くするホワイトニングでは効果が出にくいことがあります。ウォーキングブリーチは、このように歯の内部から変色してしまった歯を、内側から薬剤で白くしていく治療法です。ご自身の歯を大きく削ることなく、自然な白さを取り戻せるのが特徴です。
ウォーキングブリーチは、通常2~3回の通院で完了します。
歯が変色している原因を特定し、ウォーキングブリーチが適しているか確認します。レントゲン撮影を行い、歯の根の状態などを詳しく調べます。
根管治療の必要性がある場合適切に治療を行います。
歯の内部に、歯を白くする薬剤を注入します。この薬剤は、数日間歯の中で作用し、色素を分解して歯を内側から白くしていきます。
薬剤を注入した後、歯に仮の蓋をします。この状態で1週間ほど過ごしていただきます。日常生活には特に支障ありませんが、刺激の強い飲食物は避けるようお願いすることがあります。
数日後、再度ご来院いただき、薬剤の効果を確認します。必要に応じて薬剤を交換します。目的の白さになっていた場合薬剤を除去します。
歯が理想の白さになったら、最終的な詰め物で穴をしっかりと塞ぎます。これで治療は完了です。
ウォーキングブリーチは安全性の高い治療ですが、いくつか注意点があります。
◯効果の個人差
歯の変色の度合いや原因によって、白くなる効果には個人差があります。すべての方が期待通りの白さになるわけではありません。
◯色戻りの可能性
治療後、時間が経つと多少色戻りする可能性があります。その場合は、再度ウォーキングブリーチを行うことも可能です。
◯歯の組織への影響
ごく稀に、歯の根の吸収(外部吸収)が起こる可能性が報告されています。当院では、このリスクを最小限に抑えるため、適切な薬剤の選択と慎重な治療を行っています。
11,000円(1歯1回につき)
治療前
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