ADI(Advanced Dental Institute)半年コースを修了しました
〜さらに質の高いセラミック治療を患者様へ〜
先日、ADI(Advanced Dental Institute)の半年間のコースを修了し、無事に修了証をいただきました。
このコースは、接着修復やセラミック治療の分野で国内トップレベルの内容が学べる研修会であり、私自身も以前から参加したいと思っていたコースの一つです。
なんとこのコースは人気で申し込んでから3年待ちで念願の受講でした。
講師を務めるのは、バイオエミュレーションの考え方を日本で広めている二宮先生、榊先生。
日々の臨床で多くの歯科医師が参考にしている先生方から直接学べる貴重な機会でした。
半年間、土日を使って学んできました
今回のコースは半年間にわたり開催され、土日を利用して計5回、合計10日間のプログラムでした。
開業医にとって土日は非常に大切な時間です。
土曜日通院希望の患者様には院長の大島が不在にすることが度々ありご不便をおかけいたしました。また家族との時間や休息の時間を削ることにもなりますが、それでも参加したかった理由があります。
それは、
「もっと良い治療ができるようになりたい」
「歯科界のスーパースターの臨床に触れたい」
というシンプルな気持ちです。
歯科医療は日々進歩しています。
学生時代に学んだ知識だけで何十年も診療を続けることはできません。
特に当院が力を入れているセラミック治療や審美治療の分野は、新しい材料や考え方が次々と登場しています。
患者様により良い治療を提供するためには、学び続けることが欠かせません。
「歯を削って被せる」だけではない時代
近年のセラミック治療は、単に見た目を綺麗にする治療ではなくなっています。
いかに歯を残すか。
いかに健康な歯質を守るか。いかにエナメル質を残すか。
いかに長期間安定して機能させるか。
そういった考え方が重要視されるようになっています。
ADIで学んだ内容も、まさにその考え方が中心でした。
必要以上に削らず、できる限り歯を保存しながら、天然歯に近い見た目と機能を再現する。
そのためには接着技術への深い理解が欠かせません。
セラミックそのものの品質だけでなく、
・どのように設計するのか
・どのように形成するのか
・どのように接着するのか
によって治療結果は大きく変わります。
改めて基礎から学び直すことで、自分自身の治療を見つめ直す良い機会となりました。

全国から集まる熱意ある先生方
今回特に刺激を受けたのは、一緒に学んだ先生方のレベルの高さです。
全国各地から集まった先生方は、皆さんそれぞれの地域で活躍されている先生ばかりでした。
休日を使い受講し、真剣に症例について議論する。
その姿勢に大きな刺激を受けました。
私は都内からの参加ですが東北や九州の先生も多くいらしていて、その行動力に驚かされました。
休憩時間や懇親会でも臨床の話が尽きることはなく、
「もっとこうしたら良いのではないか」
「このケースはどう考えるか」
といったディスカッションが自然と始まります。
改めて、歯科医療は一人で完結するものではなく、多くの先生方との交流の中で成長していくものだと感じました。


当院の症例を発表しました
コースの最後には症例発表の機会がありました。

私は当院でラミネートベニアを用いて審美改善を行った症例を発表させていただきました。
日頃行っている治療を全国の先生方や講師の先生方の前で発表するのは緊張しましたが、とても貴重な経験でした。
ありがたいことに症例について良い評価をいただくことができました。
一方で、自分では気付けなかった改善点や新しい視点からのアドバイスもいただきました。
こうしたフィードバックを直接いただける機会は非常に貴重です。
診療室の中だけでは得られない学びがあり、今後の臨床に必ず活かせる内容ばかりでした。

学んだことを患者様へ還元するために
私はセミナーや勉強会に参加するたびに思うことがあります。
それは、
「学ぶこと自体が目的ではない」
ということです。
本当に大切なのは、そこで得た知識や技術を患者様に還元することだと思っています。
今回学んだ内容も、すでに日々の診療の中で少しずつ取り入れています。
当院ではもともと、
・マイクロスコープ診療
・ラバーダム防湿
・精密な接着操作
を重視してきました。
今回の学びによって、その考え方にさらに深みを持たせることができたと感じています。
最後に
歯科医療に「これで完成」ということはありません。
学べば学ぶほど、自分に足りない部分が見えてきます。
だからこそ面白く、やりがいのある仕事だとも感じています。
今回のADIコースで学んだことを活かし、これからも患者様により質の高い治療を提供できるよう研鑽を続けていきたいと思います。
半年間ご指導いただいた二宮先生、榊先生、そして共に学んだ先生方に感謝するとともに、この経験を今後の診療でしっかりと形にしていきたいと思います。
またADIにはOB会の集まりがあります。私は8期生ですが1〜7期の先生方とも今後繫がり情報交換や切磋琢磨できる環境にワクワクしています。
今後もAOデンタルクリニック牛込神楽坂では、患者様により良い歯科医療を提供できるよう学び続けてまいります。
AOデンタルクリニック牛込神楽坂
院長 大島俊彦
