セラミック治療後の「長持ち」の秘訣は?歯科医院でのメンテナンスとセルフケアの重要性
「セラミックを入れたから、もう虫歯にはならない」「一生そのままで大丈夫」もしそのように思われているとしたら、少し注意が必要です。
確かにセラミックは、汚れがつきにくく耐久性に優れた素晴らしい素材です。しかし、どれほど良い素材を使っても、その後の「メンテナンス」を怠れば、寿命が縮まってしまうこともありうるのです。逆に、適切なケアを続けることで素材の寿命を延ばし、10年、20年と長きにわたって美しい歯を維持されている患者様も多くいらっしゃいます。この記事では、セラミックを長持ちさせるために知っておきたい、ご自宅でのセルフケアと歯科医院でのメンテナンスの重要性について解説します。
■ セラミックの寿命を縮める「3つの原因」
セラミック自体は人工物なので虫歯にはなりませんが、以下の原因によってセラミックの寿命が縮まるリスクがあります。
1.歯ぎしり・食いしばり
無意識の歯ぎしりは強い力がかかり、セラミックの欠けや割れの原因になります。
2.二次う蝕(虫歯の再発)
接着剤が長年かけて劣化したり、ケア不足で境目に汚れが溜まると、土台の歯が虫歯(二次う蝕)になり、作り直しが必要になります。
3.歯周病
歯周病で歯茎が下がると見た目が悪化し、露出した歯の根が虫歯になりやすくなります。
■ 【セルフケア】ご自宅で守るためのポイント
①歯磨き粉は「研磨剤なし」を選ぶ
粗い研磨剤はセラミックの表面を傷つけ、汚れや着色の原因になります。「研磨剤無配合」のジェルタイプなどを選びましょう。
②デンタルフロスを習慣にする
歯ブラシが届かない「歯と歯の間」や「境目」は汚れが溜まりがちです。1日1回はフロスや歯間ブラシを使いましょう。
③「ナイトガード」で力のコントロールを
就寝中の歯ぎしりから歯を守るため、専用マウスピース(ナイトガード)の装着がおすすめです。
■ 【プロケア】歯科医院でのメンテナンスの役割
ご自宅でのケアに加え、定期検診も欠かせません。
・噛み合わせの調整
噛み合わせは経年的に変化します。定期的に微調整を行い、過度な力がかかるのを防ぎます。
・プロによるクリーニング(PMTC)
普段の歯磨きでは落ちない汚れや歯石を、専用機器で丁寧に除去します。
■ まとめ|美しい歯をより長く保つために
セラミック治療は、入れてからがスタートです。日々のセルフケアと、歯科医院でのプロケアを組み合わせることで、その美しさはより長く保たれます。「せっかく入れたきれいな歯を、大切に使いたい」。そのような想いを叶えるために、ぜひ定期検診を活用してください。
